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タダより高いものはない

「割引」、「サービス」、とりわけ「無料」と言う言葉には、つい敏感に反応してしまうものですが、「割引や無料が何のために行われているのか?」、「安くした金額の原資はどこから持ってきているのか?どうやって取り戻すのか?」などは一度立ち止まってみて想像してみると良いかもしれません。
昔から日本でも「タダより高いものはない」と言われていますが、海外では、“There ain't no such thing as a free lunch.”(略語:TANSTAAFL、「タンスターフル」と読む)という有名なフレーズがあるそうです。この“free lunch”(無料のランチ)は、昼食として塩辛いハムやチーズ、クラッカーなどが無料で提供しておけば、お客さんは結局、ビールを何杯も飲むことになり、お酒の分だけお店は儲かると言う理屈です。
プログラミング業界でも似たようなことが言われています。AIなどで使われる機械学習におけるノーフリーランチ定理(No Free Lunch theorem:「無料のランチはない」定理)と言うものがあり、あらゆる問題を効率よく解けるような“万能”の「教師ありの機械学習モデル」や「探索/最適化のアルゴリズム」などは存在しない(理論上、実現不可能)、という主張だそうです。人間の世界でもプログラミングの世界でも同じ理屈があるとは興味深い現象でした。

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